マクロビオティックとは
初めてこの言葉を聞いた人は、何だか難しそう・・・と思うかもしれません。でもマクロビオティックは本当はとてもシンプルなものです。
マクロビオティックは“大きい・長い”+“生命”+“術・学”を組み合わせた言葉で“長く思いっきり生きるための法則と方法”という意味です。
そのためには“大きな視野で生命を見ること”が必要となります。
マクロビオティックの出発点
もし、あなたやあなたの愛する人が今、肉体的または精神的に問題を抱えているとしたら、まずできるだけ広い視野に立って、それを引き起こしている要因をとらえてみましょう。それがマクロビオティックの出発点です。
マクロビオティックというと「何だか難しそう…」と思うかもしれません。でも本当はとてもシンプルで“長く思いっきり生きるための法則と方法”のことなのです。身土不二、一物全体、食品の陰陽バランスなどを取り入れた食事法で、日本のみならず世界中のマスコミにも取り上げられ、好評を博しています。
陰と陽のバランス
たとえば地球に北極(N極)と南極(S極)があるように、また電子の世界にも陰電子と陽電子があるように、宇宙に存在する全てのものには相反する陰と陽の関係が存在し、そのバランスが調和されることによって安定した状態となります。
もちろん、マクロビオティックにおいても全ての食べ物や飲み物が陰か陽の性質を持っており、そのバランスを保つ食事を摂ることが最重要という考え方をします。陰陽のバランスが取れていれば心身共に健康で安定した状態となり、様々な病気などのトラブルを遠ざけることができます。
逆に食べたい物や飲みたいものを好きなだけ摂り続けていると、陰陽のバランスがどちらかに偏った状態となり以下のような体の病気や心の病気を患うとされています。
体の不調
- 生活習慣病(ガン、心疾患、脳血管疾患、高血圧、糖尿病など)
- メタボリックシンドローム(内臓脂肪型肥満)
- 痩せすぎだが太れない
- 疲れやすい、疲れが抜けない
- 新陳代謝が悪い、汗をかかない
- 胃腸や肝臓などの内臓の不調
- 体力が無い、疲れやすい
- 体が固い
- 不眠症、常に眠い
- 肌荒れ、目の下のクマ、にきび、吹出物などの美容トラブル
- 冷え性、生理痛、不妊症
- 虚弱体質、精力減衰
- 体臭
- 便秘、軟便、頻尿
心の不調
- ストレス過多
- 躁鬱状態
- やる気が起きない
- 怒りやすい、わけもなくイライラする
- 忘れっぽい、物覚えが悪い
- ありもしないことを想像する(被害妄想など)
- 判断力が鈍る、優柔不断
- 気分がすっきりしない、気持ちが塞ぎこむことが多い
- 周りの状況を把握することができないことがある
- 情緒不安定
- 喜怒哀楽を上手に表せない
上記のような場合、マクロビオティックで改善できる可能性があります。また、これらの予防としてもマクロビオティックがお勧めです。
しかし、症状が重い場合、知識や経験が少ない方がマクロビオティックを実践する際には専門的な知識と経験を持った方に相談しながら取り組むことをお勧めしています。
マクロビオティックの生活をお勧めするのはなぜ?
マクロビオティックを実践すると次のようなことに期待が持てるかもしれません。
もしこのようなことで悩んでいる人がいたら伝えてあげてください。
身体的に・・・
- 健康を維持し、体力を強化することができる
- 美肌をつくり、健康的にダイエットができる
- よく眠れるようになる
- 体質改善ができる(便通、にきび・吹出物、冷え性、体臭、不妊症、生理痛など)
- よい体質を子どもに残すことができる
- 生活習慣病(ガン、心疾患、脳血管疾患、糖尿病、高血圧など)を防ぎ、老化現象を和らげる
精神的に・・・
- 気持ちが明るくなり、ストレスが少なくなる
- 精神が強くなり、生きていく気力が高まる
- 頭が冴え、判断力が向上し、さまざまな問題に対処しやすくなる
- 生活習慣が改善され、運が良くなる
- 人間関係が円滑になる
社会的に・・・
- 自然な農業や土地を守ることによりエコロジーに役立つ
- 大きな視野を持った個人が増えることにより社会環境が改善される